結婚せずに子供を授かるドイツ人|BLOGMAS DAY18

こんにちは。

ドイツに来てからというもの、結婚に夢を抱かなくなりました。

日本では、彼氏と4年くらい付き合ってるというと、「いつ結婚するの?」とか「結婚式行くからね!」など、結婚が素晴らしいことで結婚したら幸せになれるみたいな考えがあります。

しかし、ドイツ人は現実主義で結婚にメリットがあれば結婚するし、なければ結婚しない人もいます。

再婚や離婚が結構当たり前

ドイツでは離婚している人や再婚している人によく出会います。そして、日本だと考えられないかもしれませんが、元夫婦とそれぞれの再婚相手と、元夫婦との間の子供とみんなで食事をする、みたいなこともあります。

日本では離婚や再婚がマイナスなイメージで捉えられやすいですが、こちらではあたかも当たり前のことのようにそういう人を見ます。

旦那さんの家族、説明すると複雑

現に、私の旦那さんの両親も再婚しています。お義父さんは2回、お義母さんは1回しているそうです。

旦那さんのお父さんは高齢で、戦争も経験されています。お母さんとはおそらく20歳くらいの年の差があります。

旦那さんにはお姉さんがいますが、お父さんとお母さんとの間の子供ではなく、お母さんの前の旦那との子供です。

日本人の私からすると、勝手に苦労したんじゃないかなと考えてしまい、一度旦那さんに聞いたことがあります。しかし、彼は「いや、全然気にしない」と涼しげに言っていました。

離婚率は減っている

私の周りには離婚して再婚している人や、再婚せずパートナーを持つ人などいます。しかし、統計的に見ると離婚する人は減っているみたいです。

The statistics office said that currently 35 percent of all marriages within a year are expected to end in divorce of the next 25 years. In 2004, that percentage was 42 percent.

統計局によると、2004年には結婚してから25年後に離婚する人が42パーセントいたものの、現在は35パーセントに減ると推測される。

THE LOCAL deより)

また、上記のサイトでは、理由として、結婚する人が減っていることと、結婚せずに同棲するのが一般的になっていることを挙げています。

But one factor for why there are fewer divorces in Germany could be that fewer couples are deciding to get married. At a peak in 1988, 535,000 couples registered new marriages, while by 2013 that number had shrunk to 374,000.

ドイツで離婚する人が減っている理由として、結婚をしようと決めるカップルが減っていることが考えられる。結婚のピークであった1988年には、53万5千組のカップルが結婚を申し込んだが、2013年には、37万4千組に減った。

THE LOCAL deより)

A factor in why those who do get married stay lawfully wedded longer may be that people are getting married later, according to some experts.

“The process of finding a partner lasts longer,” said Harald Rost of the State Institute for Family Research at Bamberg University.

Rost said that newlyweds are now older and more mature with previous relationship experience behind them.

“They wait for marriage until they are relatively secure,” Rost added.

何人かの専門家は、合法的に結婚する人が長続きする理由として、遅くに結婚するからだと考えている。

バンベルグ大学の国立家族研究所のハラルド・ロスト氏は、「パートナーを探す過程が長く続いている」という

ロスト氏は、新婚夫婦はどんどん高齢化しており、彼らはそれまでに経験した交際によりさらに成熟している、と言った。

『彼らは本当に安定するまで結婚を待つのだ」とロスト氏は付け加えた。

Siegen University psychologist Insa Fooken pointed out that living together without getting married has also become more common.

“Because cohabitation without marriage has basically become the norm, today you have to almost give justification for why you actually are married,” Fooken said.

ジーゲン大学の心理学者インサ・フォーケン氏は、結婚せずに一緒に住むことが一般的になっていることを指摘した。

彼は「結婚せずに同棲することが一般的になっているので、今日では結婚する理由を正当化する必要が出てきた。」という。

THE LOCAL deより)

旦那さんのお姉さんの場合

彼女には、パートナーとの間に2歳になる息子がいます。しかし、彼らは結婚していません。日本人的な考え方をすると、子供が可哀想と思う人も多いかもしれません。しかし、結婚をしなくてもドイツでは子供をしっかりと育てられるし、偏見を受けたりもしません。また、育児休暇や社会保障なども受けられます。

実際に結婚してみて思ったこと

私は今年ドイツで結婚しましたが、面倒な手続きが多くて疲れました。私の場合、結婚することによってビザがもらえるというメリットがありましたが、ドイツ人にとってはただの面倒な作業と思うのかもしれません。

婚外子の割合

結婚していないカップルの間で生まれた子供を「婚外子」というそうです。2014年のデータでは日本は2.3%、一方ドイツは35%でした。そして、フランスや北欧のスウェーデンなどは、ドイツよりもさらに多く、50%以上です。統計的に見ると日本は、婚外子に対して否定的であることが分かります。

結婚と同時に、離婚した時のことを考える

また、私はまだしていないのですが、今後離婚したときに慰謝料をどうするのかなどを、弁護士の方と決める必要があります。

日本は年々離婚率が高くなっているのに、結婚するときに離婚したときのことを考えません。結婚は一生続く夢のある行為みたいなイメージがあります。

私も日本にいたとき、結婚は幸せになるための切符のように捉えていましたが、ドイツで結婚せずに幸せに生きる人を見て、結婚だけが全てじゃないなと感じました。そして、離婚したときのことを考えることは、とても合理的で現実的だと思います。

少子化問題

最近、日本でもどんどん結婚する人が減っていて、さらに晩婚化も進んでいます。子供が少ないこの時代に未だに、「できちゃった結婚」に対して否定的なことを言う人もいます。

少子化問題は深刻になる一方で、人々の結婚観や常識が変化していかないのはなぜでしょうか?

誰が、結婚してから子供を産むのが正しいと考えたのでしょうか。日本では一般的ではない婚外子が、割と一般的なドイツに住んでいると、常識とは怖くて、面倒なものだと思ってしまいます。

上にもすでに書きましたが、ドイツでも少子化が進んでいるので、政府は育児休暇や社会保障など積極的に導入しています。

そして、それらを受ける上で、結婚せずに子供を産んだカップルと結婚している夫婦との間に差別はありません。日本でも、婚外子が社会的に受け入れられれば結婚に抵抗のある人も子供を授かりやすくなり、少子化問題に貢献できるでしょう。

「みんな違ってみんな良い」この言葉は日本で習いましたが、日本ではどうしても出る杭は打たれてしまいます。皆と違ったことをすると変な目で見られてしまいます。

いろんな考えを持つ人が、皆生きやすい時代になってほしいです。